RDI

下でふれた、「お父さんの[そらまめ式]自閉症療育」のそらパパさんは、色々な療育について詳しく書いておられます。

さて、このような本があります。
自閉症/アスペルガー症候群 RDI「対人関係発達指導法」―対人関係のパズルを解く発達支援プログラム

Amazonで「発達障害」をキーワードに検索してみると、一番売れている事になってます。
以下は、内容紹介からの引用です。

自閉症の最新の知識をふまえた上で、社会性の障害の克服に真正面から取り組む系統的なプログラムが作成された。

対人関係発達指導法(RDI)は、臨床発達と研究に関するプログラムから生み出された成果。自閉症認知障害を十分に考慮し、社会性の障害のレベルを見きわめ、社会性そのものを治療の対象とした画期的プログラムを紹介。

自閉症/アスペルガー症候群 RDI「対人関係発達指導法」―対人関係のパズルを解く発達支援プログラム

自閉症/アスペルガー症候群 RDI「対人関係発達指導法」―対人関係のパズルを解く発達支援プログラム

興味を引かれる本でしたが、そらパパさんがレビューされており参考になりました。
(サイドバー「その他のシリーズ記事」内「RDIの研究」)

追記
と思ったら、アスペルガーライフblogの狸穴猫さんが、辛口のレビューをされてました。
これは買って読むしかないか? いやでも高い、高すぎる。
(誤解無きよう申し添えますが、そらパパさんはこの本に対してかなり否定的な見解持っておられるようです。)


図書館で借りて読んだら感想を書きます。


【追記】借りて読みました。(08/1/6)
まず、本が分厚い。読むだけでも時間がかかる。
実践する人がいるとしたらすごいです。
(すごい暇人です。なんて言ったら語弊がありますが、環境を整えるだけでも、もう大変。)
基本的には、
ADS児童の親を「訓練」(最低でも週に20時間)して指導者としての役割を担って貰うん、だそうで。
毎日の家庭生活の中でプロセスを般化させるそう、で。
「経験共有」のためのプロセスはレベルの6まであり、6は「本当の友達になる」。
このような人為的?な手法で「本当の友達」ができるとは!?
平均16ヶ月の指導を行った後では
(概算で1日3時間の「訓練」を1年4ヶ月続けるわけですな)
「50パーセントを超える子供達はもはやADSと判定されなくなっていた。」
へぇ〜。
そこまでして「根治」すべきものなのか、自閉って?
で、そのプログラムってのが、ごく自然に親子がやっている事のように思える。
(少なくとも我が家では。)
それを殊更らしく取り上げたところが、RDIの新しさかも知れないが。
ともかく、この本が描くバラ色の「対人関係」に胡散臭いものを感じた事だけは確かである。

集中的かつ徹底的に、認知・情動・社会面における再構築を行いさえすれば、ADSの人達も、神経系による情報処理の柔軟性と複雑性を発達させ、新しい脳神経回路を築くことができる―これが、RDIの基礎となっている信念です。

いや、スバラシいですね。?


なお、私はこの本を斜め読みしただけでこの文章を書いている。
他にRDIに関する知識は無い。
ある情報によると著者自身が「この本の内容はもう古くなっている」と言ったとも聞く。


参照
Amazonレビュー
りっちママの日記