アメリカにて
オリンピック話ですが、水泳のマイケル・フェルプスが八冠を達成しました。
その彼、幼少時にADHDの診断を受けたとの事。
エネルギーを発散させる為もあり、水泳を始めたそうです。(Wikipedia英より)
*
Michael Phelps Struggled With ADHD As A Childで知りましたが、
彼の母、デビーはADHD Momsというオンラインコミュニティを開設してます。
上の方のサイトによれば、彼は「じっと座ってられない、いつも喋りっぱなしの、質問だらけの、次々とはね回る」「少年」だったそうです。
以下、同サイトより。(ただし意訳です。誤訳もあるでしょう。)
・9才の時に診断され、服薬経験もあり(11才の時に中止)。
(アメリカには400万人以上のADHD児童がいる。)
・タイトなスケジュールが彼のふるまいを鎮めるのに効果的だった。
別のサイト、Q&A with Deborah Phelps, Mom of Swimmer Michael Phelpsより。
(彼の母親へのインタビュー記事)
・学校でもトラブルばかり。
(押したり突いたり突き飛ばしたり、落ち着きがなかった。)
・服薬は平日のみで、週末やバカンス中など学校が休みの時は飲んでいなかった。
・彼のためにタスクリストを作り、冷蔵庫に張っておき、成し遂げた時にはシールをあげた。
・水泳は色々な点で彼の助けとなった。
まずは、学業と両立させるため、時間管理の訓練になった。
そしてプールそのものも助けになった。
ADHDの子供はパラメーター(規定要因)を必要とする、
コースロープで区切られた水泳レーン以上にぴったりの場所は無い。
それから、水そのものにも、人を落ち着かせ安らぎを与える効果がある。
プールは彼のエネルギーを開放できる安息の地になっていったんだと思う。
でも、泳ぐことだけじゃなく、
彼の情熱を見つけその方向にエネルギーを導くことこそが助けになった。
励みになりますね。
(男子400mメドレーリレーは思わず日本を応援しちゃいましたけど。)
追記
*今日の日刊スポーツの記事より
「ここ一番の集中力がフェルプスの強み」(コーチ談)
・集中力を高めるためレース前は音楽を聴く。
(今日も直前までヘッドフォンしてましたね)
・「落ち着く」のでテレビを付けっぱなしで寝る。
・水泳を始める前は、顔を水につけることさえ怖がっていた。
・自分に関する報道は一切読まない。
・リラックスは部屋でゲーム。
(下の番組でも「休日はソファーから一歩も動かない」とか言ってました)
オマケ
*NHK番組「ミラクルボディー第2回 マイケル・フェルプス 世界最強のスイマー」を見て
・身体的優位性(リーチの長さ・足の大きさ)
・ドルフィンキックの活用(スタート時やターン時に人より深く長く潜っている)
・水との親和性(ストローク時に泡を出さない巧みな腕さばき・イルカのような体のしなやかさ)
・練習量の多さ(毎日5時間、休まずに。8キロの重りをつけて手を使わぬ立ち泳ぎ特訓、等)
まさに「水の怪物」!