入門書(子供向け)


『ぼくのこと、わたしのことという小冊子

発行元は、富山市「ありそ」という支援団体。
高機能自閉症アスペルガー症候群について、各エピソードごとに漫画も取り入れ、子供にも解りやすい内容になってます。


あなた自身のいのちを生きて―アスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害への理解

当事者のかたからのメッセージ。ページ数は少ないけれど、心の支えになりうる本。
「訳者あとがき」中の

この子たちの悲劇は、自分たちは他の人よりも劣った人間なのではないかと思ってしまうところだね。もっている世界観が違うというだけなのに。実際、こういった人のもつ独自の物の見方などから、過去にはすばらしい発見もされてきたし、彼らの感性にはすごいものがあるよ。

というイギリスのかたの言葉には打たれました。



あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド
薄い本ではありますが、過不足無くバランス良く、種々の情報が解りやすく盛り込まれてます。
また、当事者の立場になって書かれている点でも感銘を受けました。
子供に告知した時に、この本も読ませました。
手元に置きたい一冊です。

あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド

あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド


追記
より詳しく知りたい親向けの本。必読ではないでしょうか。

高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て

高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て

療育は先で笑うために今歯を食いしばることではないのです。親にとっても子にとっても、です。今を、この一度しかない大切な今を、より楽しくより便利により充実して暮らすためのアプローチのことなのです。

「障害」と「個性」という二つのとらえ方を二律背反のものとしてとらえること自体をやめてみましょう。

「社会性」を育てるということは、私たちの理屈にあわせた行動をとってねと頼むことです。そのための技術を教えることです。