メンター

テンプル・グランディン氏の『アスペルガー症候群高機能自閉症の人のハローワーク
読みました。
アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク―能力を伸ばし最適の仕事を見つけるための職業ガイダンス
印象的だった言葉。
「若者にはメンター(信頼できる相談相手、支援者)が必要」


以前も書きましたが、佐賀県では「ペアレントメンターシステム構築が始まった」とのこと。
「療育」ってのは、親こそが学ぶ(理解する)ところから始めないとなんの効果も得られない
んじゃないかとか思ってますので、ペアレント=メンター、上等だと思います。
ただ、思春期になると親には言えないあれやこれやが出てくるワケで、ウチノコも最近、
ちょっと年上の誰かに相談したいと言い始めて困りました。
相談相手には恵まれている方だと思いますが、「ちょっと年上」は難しい。
発達障害に理解のある「ちょっと年上」=当事者、でしょうか。
ネット上でも気軽に子供が相談できる場があったら、とも思いましたが、
刷り込み現象の激しいASの場合、それも危ない気がする。
大人でしたら、「自助グループ」とかもあるのでしょうが。
似たような御意見が、こちら。

こんなサポートがあれば!―LD、ADHD、アスペルガー症候群、高機能自閉症の人たち自身の声

『こんなサポートがあれば!
 ―LD、ADHDアスペルガー症候群高機能自閉症の人たち自身の声』 より
「同じ障害を持った年上の当事者の体験談を聞ける機会を設けて欲しい」
「年上の当事者に相談できる場が欲しい」


ついでに、『アスペルガー症候群高機能自閉症の人のハローワーク』の感想。
グランディンさんは、ASを、
視覚的思考者・音楽数学型の脳・言語に強い脳を持つ非視覚的思考者に分けてます。
また、アスピーには「けちをつける」「否定的な事柄を指摘する」傾向があると。
その通りだと思います(苦笑)。
一番印象的だった言葉。「働くことは素晴らしい体験」。
マジですか?(私はナマケモノなので〜。)