特別支援教育

前回のエントリの補足。
毎日新聞の記事より
新教育の森:発達障害の生徒特別支援スタート 市民団体も学外からサポート
特別支援教育の実態に詳しい東京学芸大の上野一彦教授に、問題点などを聞いた。」


記事関連URL
NPO発達共助連

本文中のリンク先の上野教授の御意見を僭越にもまとめてみると。
・通級指導教室などが十分でない
・高校での支援が遅れている
・学校群の中から入学する学校を選べるシステム・巡回指導という形態、の提案
・「校内委員会」の実情は?
・先生へのアドバイス

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アスペルガー当事者が語る特別支援教育〜スローランナーのすすめ』の対談で上野氏が言われていること。
・軽度の子供の通級指導は、自校通級でなければ効果が少ない。
・まずは普通級での担任の理解(配慮指導)
・次に、少人数指導やチームティーチング
・次に、通級指導


雑感

通級指導教室や知識・経験のある教員の不足が一番の問題かと思います。


「高校での支援」
東京都ではチャレンジスクールが一応「特別支援教育研究協力校」になっているようです。
(実情は判りません。)


「学校群の中から、入学する学校を選べるシステム」はとてもいいです、欲しいです。
なお、「巡回指導」による支援が行われている地域もあります。


「校内委員会の実情」はどうなんでしょう?
都内の小中学校には全校、特別支援教育コーディネーターが配置されているはずですが、その存在すら知らない保護者の方も多いです。


通学時間を考えると自校通級が一番だと思います。
記事中に、
渋谷区では発達障害の子を対象とした「特別支援教室」を全小中学校28校に作り指導員も一人ずつ配置した
とありますが、これは素晴らしい(羨ましい)と思いました。
ただ、記事中にもありますが、中学校(あるいは小学校高学年)になると難しい問題もあると思います。


「普通級での担任の理解」は、とても望まれるところだと思いますが、親ですら理解しにくい「特性」を周知させるには時間がかかるのでしょう。


なお、我が子は他校通級してます。