通級

通級とは?
Wikipediaを御覧下さい。

東京都の特別支援学級(通級・固定、情緒)



特別支援教育とは?
Wikipediaを御覧下さい。

特別支援教育の形態として、特別支援学校と特別支援学級があるんだと思います。
(他に巡回指導など?)
特別支援学級には以下のような種類があります。
知的障害学級、情緒障害学級、難聴学級、弱視学級、病弱学級、肢体不自由学級
上記のリンク先によると、2006年より、発達障害児童が特別支援教育の対象に含まれる事となったようです。
(「文部科学省では学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等を総称して「発達障害」と定義している。」)
発達障害児童が通うのは原則的に情緒障害学級になります。
Wikipedia情緒障害の項を見ると
 「情緒障害」と自閉症とは明確に区分された
  とありますが、それはともかく。)


本文中リンク先「東京都の特別支援学級」(情緒・平成19年度)を見ると、学級設置数がいかに少ないかお分かりになるかと思います。
(平成14年の文部科学省の調査によれば、小中学校普通級に於いて発達障害児童は約6%程度、在籍とのこと。)
自校通級が一番だと前回書きました。
しかし、設置数が少ない。
他校通級にしても、遠かったりして通うのが困難な場合も多いでしょう。
(小学生の場合は親の送り迎えが必須でしょうが、親が働いている場合はどうする?)
通級の場合、指導時間数の制限があるらしいですが、限られた時間の中で効果はあるのか?
感覚過敏がある場合、在籍校ではかなりのストレスを感じる児童もいると思います。
「不適応」が著しい場合、「固定学級」がベターになると思いますが、上の資料を見ると、固定学級は23区内で小学校・中学校とも一校ずつ。
(中学は目黒区のしいの木学級
 小学校は文京区にあります。)


不幸にも近くに適切な受け皿が無い場合、どうなる?
行き着くところは不登校でしょうが(極端な話)、
例えば保健室登校
 (養護の先生に多大な負担がかかっているケースもあると聞くので、
  以下のような制度が望まれる所です。
  スクールヘルスリーダー制度(仮称)

民間の療育機関に通う。
 (料金は高。品川区には区営の療育機関があります。
 都内初 軽度発達障害児対象児童デイサービス開始

フリースクール
 (佐賀県それいゆにはAS、高機能自閉症児を対象としたフリースクールもあるようです。)
追記
何と、自治体(佐賀県)により、フリースクールが設置されました。
運営を委託されたのは「それいゆ」です。
佐賀県が発達障害児の支援施設 自治体設置は全国初
発達障害児への支援を「フリースクールSAGA」で開始しました
(服巻さんはすごいなあ)
追記終わり


とにかく大変です。
来年度、文部科学省は「全公立小中学校におよそ1人の特別支援教育支援員を配置できる規模」の財政措置を講じる予定らしいです。
空き教室等を利用して「落ち着きを取り戻すための小規模な空間を普通教室に隣接又は近接して計画」(文部科学省「学校施設整備指針の改訂等について」より引用)し、支援員を配置するだけでも、かなり違ってくるのではないでしょうか。
支援員には大変な力量が要求されるってのが難ですが。


ところで、佐賀県では「ペアレントメンターシステム構築が始まった」そうです。
「親との協働はTEACCHプログラムの原理原則の1つ」だそうですよ。