ITとアスピー
IT業界で闘う“アスピーズ”
―アスペルガー症候群を抱えたITプロたちの“苦悩”と“現状”(COMPUTERWORLD.jp)
この記事は『月刊Computerworld 2008年7月号』に掲載されたものですが、
ネット上で読めるようになりました。
(ネット上では)9ページに及ぶ力の入った記事で、ぜひ一読をお勧めします。
以下に小見出しを挙げます。
・超人的な記憶力を持つものの、くだらない冗談が理解できない
・医学界でも見解が分かれる、アスペルガー症候群の定義
・アスペルガー症候群とIT業界の深い関係とは
・些細なことがネックにアスピーズの就職事情
・ニュートンもアインシュタインも……天才、偉人とアスピーズ
・問題が表面化しづらい?進まないアスピーズ支援
・アスペルガー症候群は「疾患」か?カミングアウトの葛藤
・アスピーズが切望するよりよい職場環境とは
・日本国内におけるアスピーズ支援はスタート地点に立ったばかり
テンプル・グランディン氏のサイト上にある
「アスピーズなどに向き/不向きな職業」の表も引用されてます。
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以前から、IT業界と「アスピーズ」との関連については取りざたされてました。
例えば、ビル・ゲイツが……(以下略)。
この記事の導入部を引用させていただきます。
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優秀なプログラマーやエンジニアの中には、驚くほどの集中力で高度な仕事をこなす反面、人づきあい、会議、営業トークを苦手とする人も多い。そんな彼らは、もしかしたら「アスペルガー症候群」を抱え、対人関係の構築に苦しんでいる「アスピーズ」かもしれない。本稿では、IT業界で働くアスペルガー症候群を抱える人たちに焦点を当て、彼らが今、直面する問題と苦悩をつまびらかにするとともに、今後、われわれが改善すべき課題について考えてみたい。
Tracy Mayor
Computerworld米国版
イラスト:iwai Design
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日本の記事は、これに
「日本におけるアスピーズの現状とその支援課題の紹介」が1ページ付け加えられている。
また全面引用。
「アスペルガー症候群とITとの間に相関関係はあるのか──。もしアスペルガー症候群というものが存在しなければ、コンピュータは誕生しなかっただろう。 “ギーク(Geek)”や“ナード(Nerd)”とは、要するに軽度のアスペルガー症候群のことだ。アスピーズの関心は、人ではなくモノに向けられている。そしてモノに関心を抱いた人たちが、現在われわれが使用しているコンピュータを作ってくれたのだ」(Grandin氏)
ギークやナードは軽度アスピー。
そりゃそうですねと不肖わたくしメも思います。
支援方法としてあげられていた事。
Microsoft社、アスピーズ支援のために「バディ制度」導入(非公式な情報)
アスピーズの就労支援のための「分業体制の確立」(東京都自閉症協会理事のかた、語る)
追記
「発達障害のある人の雇用管理マニュアル」(社団法人 雇用問題研究会)
「発達障害者のワークシステム・サポートプログラムとその支援技法」
(障害者職業総合センター実践報告書)
アスペルガー症候群と高機能自閉症の就労支援(ジョブコーチ・ネットワークより)
Famous people with autistic traits(自閉的特色のある著名人・英文)
再び追記
アスピーズ向きの職業選択リストについて解りやすく説明されているのが、こちら様のブログ。
IT業界で闘う“アスピーズ”
(KAZ先生のEdu Blog内)